山岳ガイドの山日記
山岳ガイドの日々のガイド山行記録を中心に四方山話をお届けします。
クライミングは大人気!?

今日は日曜日ということもあり日和田山は相変わらずの盛況です!
私も久しぶりのロッククライミングでしたがやっぱり岩登りは楽しいですね~♪
今回は混んでいて女岩オンリーでしたが、次回は男岩に行きましょう!!
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日和田山

帰国後の初仕事は日和田山にてクライミング講習会でした!!
カルステンツピラミッド良い遠征でした!!
カルステンツピラミッドは本当に山にたどり着くのか?と思ってしまうほどの長いアプローチ、
一度濡れると二度と乾かない服、異常に滑りやすい激流の丸木橋、湿地帯の泥沼ラッセル、
雨が降ると浸水して全てを濡らすテント、ポーターのストライキ、BCでの思わぬ降雪と寒気等々と
まぁ、かなり不快な条件でしたが、今回ご参加頂いた隊員達はその不快や困難をユーモアで乗り切り、
不安や不平は一言も無く夕食時はいつも和やかで笑の絶えないとても素晴らしいメンバーでした!!
こうした人たちはどんな遠征に参加してもきっと成功するでしょう!
やはり「遠征は人」ですね~
一度濡れると二度と乾かない服、異常に滑りやすい激流の丸木橋、湿地帯の泥沼ラッセル、
雨が降ると浸水して全てを濡らすテント、ポーターのストライキ、BCでの思わぬ降雪と寒気等々と
まぁ、かなり不快な条件でしたが、今回ご参加頂いた隊員達はその不快や困難をユーモアで乗り切り、
不安や不平は一言も無く夕食時はいつも和やかで笑の絶えないとても素晴らしいメンバーでした!!
こうした人たちはどんな遠征に参加してもきっと成功するでしょう!
やはり「遠征は人」ですね~
マチューテ&ライフル

ジャングルの必携品、マチューテ&ライフル!
今回はクスクス(カンガルーの仲間)を二匹仕留めて皆で食べましたが、固くて臭みがあってあんまり美味しくなかったです(^^;;
帰路

帰りのキャラバンは比較的お天気が良く大湿地帯から雪をまとったカルステンツ山塊が美しく見えました!!
カルステンツピラミッド山頂

頂上稜線はチロリアンが3ヶ所ありトップページの写真のチロリアンが一番長いです。
山頂は狭く皆で交代で写真撮影~♪
山頂からのアラフラ海の景色を期待したのですが、ごらんのとおり風雪で視界は40メートル程(^^;;
それでもこの天候で登れたことに皆大満足!!(^-^)
(ピッケルは山頂に刺さっていたもの )
核心ピッチ

頭上に見えるのがカルステンツの頂上稜線です。
このピッチが核心でⅣ級くらいでしょうか。
壁についているベルグラも気温が高い為に簡単に手で落とせます。
ただグローブがビショビショになるので手がとても冷たいです(>.<)
翌日アタックしましたら

壁の状態はこんな感じ…
(^^;;
下部のガリーは完全に雪で埋没していました。
雪は湿雪で気温も高くキックステップがちょうど良く決まりかえって登り易かったかも!?
食堂テントも

雪の重みで潰れ、中はメチャメチャです(^^;;
皆で折れたポールを補修して何とか張り直し、労働の後の午後のお茶の時間を楽しんでいるところ♪
足元は泥沼ですが…f(^^;
ベースキャンプは雪でした(^^;;

6日間のアプローチをこなしやっとベースにたどり着いた夜から大雪となりました(>_<)
ドロミテのようです!

あたりはドロミテのような石灰岩の岩峰がところ狭しと林立しています!!
このマオケ山脈はヒマラヤ山脈とアンデス山脈の間の広大な太平洋の中で最高の高度を保ち赤道付近にもかかわらず、いまだに氷河が存在します!
エベレストが南極、北極に次ぐ第三の極地、東極ならカルステンツは太平洋の極地、洋極と言ったところでしょうか。
ジャヤ峰

この右のピークが長いことカルステンツピラミッドと混同されていたニューギニア第二の高峰ジャヤ峰です!
立派な山容です!!
キャンプ5

朝起きてみるとキャンプ地からまるで幻のように厚い雲の中から石灰岩の岩峰が間近に現れて来ました!!
キャンプ4

キャンプ4での朝食風景。目指す山塊が4日目にしてようやく見えてきて気分も高まります♪
ワイルドだぜぇ~(^^;;
高地湿地帯

標高3500メートル位までくるとあたり一面尾瀬もビックリの大湿地帯になります。
辺りの景色はひらけてきてお天気が良ければカルステンツ山群が見えます!!
但しここの湿地は所々田んぼのごとき泥沼でまるで湿雪のラッセルのように体力を消耗します(^^;;
橋も架けます!!

激流で何度も橋が流されてしまう為、その都度橋を架けます!
ポーターたちは周りの木々をバッサバッサ伐りながら1時間程で橋を架けてくれましたm(_ _)m
ジャングルキャンプ

これはC2での食堂テント。今回はベースキャンプまでのアプローチに5つもキャンプを出すことになりました。
やっぱり遠いですね~(^^;;
猛烈です!

時にはジャングルが密過ぎてほとんどトレースも見分けがつかず、前を歩くポーター達の足跡か鉈やマチューテで切った植物の切り目を手がかりに進みます…
ジャングル、ジャングル!!

皆様ご無沙汰しておりますm(_ _)m
無事に日本に帰国致しました!!
日本も100年ぶりの大雪だったとのこと。
カルステンツも日本も今シーズンは異常気象ですね。(^^;;
写真はカルステンツのアプローチのジャングルです。全山石灰岩といった感じで泥も岩も異常に滑ります
速報!カルステンツ全員登頂しました(^o^)v

皆様ご無沙汰しておりますm(_ _)m
無事カルステンツピラミッド全員登頂&全員無事帰還してバリ島に戻って来たであります(^^ゞ
ジャングルは雨がそれほど激しくなかったので予想よりは楽でしたが、それでもなかなかシビレました!!
ただベースでは大雪にみまわれ食堂テントが潰れ、壁の状態は冬の八ヶ岳西壁状態でした。
まさかカルステンツでラッセルするとは思わなかった(^^;;
写真は山頂直下のハイライト、チロリアンブリッジです(^-^)
何はともあれ隊員達も皆元気!!
バリ島で数日ノンビリ過ごして日本に帰ります。
詳しい報告はまた帰国してからブログアップします~(^o^)/
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